まずは、それぞれの特徴です。
＜自筆証書遺言＞
自分で全文を書いて作成します。費用がかからず手軽に作成できますが、紛失、偽造、変造、隠匿、破棄などのおそれがあります。
＜公正証書遺言＞
公証人と証人２名以上の立ち合いのうえ、公証役場で作成します。なお、自宅、入院先での作成も可能です。
作成に手間がかかり手数料も発生しますが、遺言の内容がほぼ確実に実現される可能性が高いです。
＜秘密証書遺言＞
公証人と証人２名以上の立ち合いのうえ、公証役場で作成します。
遺言の存在が明確になり内容の秘密も保てます。
また、署名、押印ができれば字を書けない場合でも遺言を残すことができます。
ただし、公証役場では遺言書の保管は行わないので、紛失、発見されないおそれがあります。
次回は、それぞれの「作成方法」「費用」です。
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