資本金の額はどれくらいがいいのか

ものすごく難しい質問!
避けなければいけないのは、あまりにも低額な資本金の会社です。
理論上は資本金1円でも会社は設立できますが、資本金の額は登記簿への記載情報なので広く公開されます。
取引先が登記簿を見たときに違和感を覚えることもあるでしょう。

資本金が低額なため、会社の手持ち資金が不足した場合、役員個人などから会社へ貸付ける(役員貸付)ので、
帳簿上借入が生じてしまうデメリットもあります。

また、資本金が1000万円以上にすると、初年度から消費税を納めなくてはいけなくなります。
逆に1000万円以下の会社であれば、原則設立から2期消費税を納めなくても構いません。
消費税分だけ利益になります。
*最近の税法改正で資本金1000万円未満の会社でも納税義務が生じる場合もあります。

「行政書士成瀬さとかず事務所」